三河市民オペラ制作委員会遍歴

2005年に豊橋市民オペラ実行委員会として発足、2006年豊橋市制100周年記念事業としてオペラ「魔笛」を上演した。
2008年更にスケールアップを目指し、地元の経済人が中心となり企画・運営から実施まで行うことにより、より楽しい音楽やオペラの楽しみ方、取り組みを提案し、三河の音楽文化を全国に発信するために三河市民オペラ制作委員会と改組。
2009年5月には第2回公演「カルメン」、2013年5月には第3回公演「トゥーランドット」を、2日間の日程で上演し、それぞれ2,800席以上のチケットを完売する。
舞台と観客が一体となり、観客の感動だけでなく、参画した人間全ての心を動かし、歓びを分かち合い、幸せになれるような舞台と運営を目指している。
複数回のオペラセミナーの開催、地方紙へのリレーエッセイ等の掲載、またプレイベントを開催するなどにより、オペラの楽しさ、面白さを市民に浸透させるための取り組みを積み上げ、機運を盛り上げ、誰もが成しえなかった最高の市民オペラを作り上げている。

 

2010年9月第8回佐川吉男音楽賞・奨励賞受賞
カルメンは上演回数も多くそれだけに評価の厳しくなる演目であるが、上演に当たり卓越した能力を十分に発揮し2009年度全国オペラ公演の中でもとりわけ芸術性の高い公演と認められる。綿密に計算され、用意周到に取り組んだ活動は市民オペラのビジネスモデルの成功事例として注目される。
2010年10月東愛知新聞社「特別社会賞」受賞
三河の音楽文化を全国に発信すべく『カルメン』を上演したが2日間とも満席で、出演した多くの市民も一流ソリストとの共演で感動の舞台を味わった。上演までの準備で文化・交流の輪を広げ当地の音楽文化の向上に大きく貢献した。
2011年2月愛知県芸術文化選奨・新人賞受賞
オペラの楽しさ、面白さを市民に浸透させるための取り組みを積み上げ、機運を盛り上げ、市民オペラを作り上げていく体制と構築の過程は地方都市の芸術文化振興の一つのモデルとなるものであり、将来にわたって愛知県の芸術文化の向上に貢献することが期待できる。
2013年8月豊橋市第58回市勢功労者表彰
市民の力で総合芸術のオペラを開催。東三河全域を巻き込んだ文化による人づくり、まちづくりを実現させるとともに、市民・企業・行政の文化的パートナーシップ構築を全国発信した。
2014年9月三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞